第一回/小杉湯

今回から始めました、銭湯記。戦闘機じゃないです。
とどのつまり、銭湯が好きです。単純に趣味なんですが、多い時は週に3〜4回くらい行ったりします。
家にお風呂あります。でも、銭湯の、あの独特の雰囲気が味わいたくて通ってしまいます。
疲れもとれるし、さっぱり気持ちいいし、日のあるうちから行ったりするとちょっと贅沢した気持ちになれるし、湯上がりのビールは美味しいし、いいことずくめです。
さて、高円寺にはいくつ銭湯があるか
単純に高円寺北・南に限定すると、その数なんとたったの5軒。
高円寺には、やっぱり、夢を追う若者の町、なんてイメージがあって、風呂なしボロアパートで作詞したり台本を読んだりする人が多いんじゃない?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、そんな町でも、5軒。さみしいところです。
高円寺でこれだと周りの町も当然で、中野・阿佐ヶ谷・荻窪や、ひいては東京、日本中の銭湯がゆっくり少しずつ数を減らしています。事実です。
そうなると、銭湯ファンとしては、いつか近い将来なくなってしまうかもしれない前にひとつでも多くの銭湯に足を運びたいところ。
実は、高円寺北・南には5軒しかありませんが、梅里や和田にもいくつか銭湯はあって、銭湯巡りの旅にはなかなか恵まれたスタート地点といえます。
奇しくも現在、杉並浴場組合ではこんなイベントをやっています。

4月末から10月10日まで開催する、「杉並区銭湯スタンプラリー 風呂屋の富士山詣で」というもので、杉並区全35の銭湯でスタンプをもらい、それを送ると杉並区限定銭湯キューピーがもらえたり、全軒達成者には先着で大判サイズの富士山背景画ポスターがもらえるというイベントです。
写真は小杉湯さんのロビーに置いてあったスタンプラリー用紙。(すでに小杉湯さんのスタンプが押されているのがわかるでしょうか?)
なんか、こういうの、わくわくします。
夏休みになるとJRにはポケモンスタンプラリーに興じる親子でごったがえしますが、実はちょっとうらやましかった。
しかも、銭湯。地元じゃなくて、知らない町の、銭湯巡り。ああ考えただけでわくわくする。だってゆくゆくは電車乗り継いで銭湯に行くんですよ。ちょっと考えられなくないですか。
しかし問題は締め切りが10月10日という点。完走するには週2軒じゃちょっと間に合わないです。これから梅雨の季節に入ることを考えると少し大変な気もしますが・・・そこはなんとか成し遂げたいと思います!
ということで、前置きがかなり長くなりましたが、第一回目は前述の通り「小杉湯」さん。
庚申通りをちょっと入ったところにある、歴史・人気ともに高円寺屈指の銭湯です。
ロビーには月替わりのアートギャラリーがあったり、天然回帰水という柔らかいお水を使ってたり、ミルク風呂があったりして、開店時には行列ができるほどファンが多い銭湯。
今思い返すと、35軒目に来たかった気もしますが、スタートとしても不足ないでしょう。
さて、第一回ということで、長々と書いてしまいましたが、次回からはあまり疲れないようにあっさりいきたいと思いますので、おつきあいください。
スタートです!

小杉湯
営業時間:15:30〜25:45
定休日:木曜日
住所:杉並区高円寺北3-32-2
TEL:03-3337-6198
http://www13.plala.or.jp/Kosugiyu/